マーケティング22の法則
『売れるもマーケ当たるもマーケ マーケティング22の法則』要約
目次
1.1番手の法則
2.カテゴリーの法則
3.心の法則
4.知覚の法則
5.集中の法則
6.独占の法則
7.はしごの法則
8.二極分化の法則
9.対立の法則
1.1番手の法則 1番だと認知されると桁違いに強いという法則
2.カテゴリーの法則 1番だと認知されるカテゴリーを新たに作れ
自分が間違いなく1番だ!と認知されるようなジャンルを自分で作っちゃえという事ですね。
・一番高いラーメン ・一番デカ盛りのラーメン
新しいカテゴリーを作って名乗う
3.心の法則 1番手の法則捕捉、最初市場に参入< 最初「認知」を得る
認知を取る必要があるので「わかりやすいネーミング」は重要
小林製薬のネーミングが秀逸
4.知覚の法則 マーケティングは商品の戦いではなく認知の戦いだ
現実社会では「認知」を取れないものは、選ばれません。
お客さん(候補)の認知を獲得するために戦う
5.集中の法則 最強コンセプト:見込み客の中に一つの言葉を植えつける
認知は凝縮した「たった一言の言葉」がよい
一部分に集中=フォーカスさせる、良くわからないカタカナや独自に作った言葉ではなく、辞書に載ってるような普通の言葉を自社製品と結びつけて、顧客(候補)の脳内に近くさせなさいと。短い言葉でスパッと。
「配送料無料」という言葉でAmazonが思い浮かびました。こういうこと
6.独占の法則 「一言の言葉」は同じ言葉で1社だけなので、競合がすでにその言葉を使用ると、同じ言葉を使うのは無謀。
7.はしごの法則 採用戦略は、はしごのどの段か?
認知は、心中で1番目、2番目、3番目・・・順位がマーケットシェアと相関。
8.二極分化の法則 市場は2頭馬の競争 2~3社の対立になる。
9.対立の法則 No2を狙う場合、No1企業分析、No1企業の提供価値と反対の価値を提供した方がいい。No1の真似でなく、No1と差別化
追随できない戦略であることも重要。
10.分割の法則 細分化され、再結合しない。分割されて、各社戦っている。
11.遠近関係の法則 短期的メリットは長期的デメリット、その逆も。
12.製品ライン拡張NGの法則 認知戦は、同じブランド名で多展開でぼやける。ラインを増やすなら別ブランド。softbankは、ソフトバンク、ワイモバイル、PayPay、ヤフーなどブランド
13.犠牲の法則 選択と集中、捨てる勇気を。ジェネラリストよりもスペシャリスト、人で言うと器用貧乏より職人。
14.属性の法則 No.1企業と正反対の属性で勝負 同領域では難しい。
docomoは伝統的な信頼だったので、softbankは学生無料で若い方を取りに。
15.正直の法則 自社のネガティブな面を認めてそれをポジティブに変換
瞬間的に同調が湧くネガティブな面を認めることで相手の心を開くことができる ポジティブな訴えに素早く移行。そのままは注意"
16.一撃の法則 小さな打ち手を行うのではなく、大胆な大撃を繰り出そう。No.1企業の弱点を1点に絞り込み、そこに攻撃力のすべてを投下する。
たった一つのコンセプト、たった一つのアイデアに絞り込む。
17.予測不能の法則 未来は予測できない、トレンドをつかむ。
未来予測は諦めて、未来のトレンドに掛けよう。
18.成功の法則 成功すると散漫になる。自分自身の世界観を押し付けたりしないように。CEOは現場思考で、現場に割く時間を多くとったほうが良い。
19.失敗の法則 失敗した時にはミスを認めて対策を講じるべきである。
ミスを認めやすい、失敗してもペナルティのない組織作りが大事
20.パブリシティの法則 パブリシティーと実像は逆のことが多い。
最高の状態ならわざわざメディアで宣伝する必要ない、その逆で苦境の場合にはメディアで大々的に露出させたいと思う。パブリシティーを真実だと捉えないようにしないと、間違ったトレンドを掴む。
21.成長促進の法則 (バズ)とトレンドを履き違えないように。
バズを燃やすのではなく、飽きられないように水を刺す方がいい。
企業を成長させるのは、長期的なトレンドであって、短期的なバズではない。
22.財源の法則 資金の伴わないアイデアは無価値で、資金を得るためなら多大な犠牲を得る覚悟でいい。VCや投資家がこの問題を解決してくれるのは、全体に対して数える程しかない。 マーケティングの世界を動かすものはお金、マーケティングという車輪を動かすために必要な資金を見つけるべき。